輪行してみました

今日は、同僚の先生が設計された住宅のオープンハウスの日。場所は千葉の九十九里海岸。妻と車で行く予定でしたが、朝から妻の体の調子が悪いとのこと。車の運転ができない私は、取りやめることを考えたのですが、住宅を見てみたいし・・・、と考えていたら、輪行という手があることを思い浮かびました。ということで、初めて、ＢＤ－1を折り畳んで、担いで出かけてみることにしました。
ルートをググルと、常磐線で北小金→新松戸、武蔵野線で新松戸→南船橋、京葉線で南船橋→蘇我、外房線で蘇我→東金。東金から現地まで自転車で約１０ｋｍ、電車、自転車含めて２時間ほどの行程です。

南船橋では、乗り換えホームを間違え、余計な階段の上り下りをしてしまったおかげで電車を１本のがしてしまい、おかげで、どの乗り換え駅でも連絡の良い電車をのがしてしまうというはめに。そんなことを繰り返しながら、最寄駅の東金駅に着きました。さっそく、駅前で自転車を組み立てます。客待ちをしているタクシーの運転手さんが不思議そうに見ていました。折り畳む時のディレーラーの位置を間違えていたのか、チェーンがはずれていましたが、それ以外は問題なさそうです。ＮＯＫＩＡのグーグルマップに目的地を入力し、さっそく走り始めます。

東金駅の降り口は線路の片方にしかなく、その降り口側は、昔ながらの駅前風景です。線路の反対側に出て、東金市街を抜けて九十九里町まで走ります。

１０分も走ると、広い田んぼの風景が広がる場所に出ます。この風景の中を延々と走ります。

途中、面白い民家を発見しました。防風林だと思われる植え込みがきれいに刈り込まれて塀のように取り扱われ、曲輪（くるわ）のような動線を形成しています。

この１軒だけではなく、このあたりの民家はすべて同じような形式ですので、このあたりの集落の形式であるように思われます。

３０分ほど走ったら真亀川に架かる橋に着きました。先生からいただいた地図によると、目的地はこの近くです。

川沿いに少し走ります。見えました。先生の設計された住宅です。40～５０分ほど見学させていただきました。先生のお友達の建築家や大学生が大勢見学に来ていました。みんな一眼レフカメラを持っている姿を見ると、ＮＯＫＩＡ（ケータイ？）で撮影することは、少し躊躇されます。家を出てくるときに、一眼レフを持っていくかどうか迷ったのですが、今日は「あえて」ＮＯＫＩＡ１本で行くことにしたのです、が、その決意は、ここで少し揺らいでしまいました。カールツァイス・レンズで撮影しているんだぞ、と内心思っても、知っている人以外は、「フッ、ケータイで撮っているよ」としか思わないのでしょう。
見学が終わったら、やっぱり、九十九里と言えば海でしょう！ということで、海に向かいます。見学させていただいた住宅の建っているあたりは、海にもほど近く、別荘地なのかもしれません。


すでに廃屋となっていますが、こんな素敵な住宅も建っていました。


５分ほど走ると、真亀川の河口付近に出、さらに、５分ほど走ると、海に出ました。地理の時間に習った場所ですが、やはり想像以上の広さです。延々と砂浜が続きます。

少し笑えたのは、私たちの世代だと、あの千葉県知事の森田健作氏主演の「おれは男だ！」のシーンが連想されるような、海辺の砂浜を地元の学生が部活の練習で、列をなして走っている姿です。う～ん、青春！

最後は、お決まりの写真を１枚！

タグ：NOKIA BD-1 輪行 オープンハウス