表参道レポ2 [建築]

久しぶりに歩いた表参道。初めて本格的にCanon製1眼で撮った写真。あろうことか、PC上でデータを整理している時に寝ぼけてて一部、削除してしまったのです。
ということで、残っていた写真の中から、表参道レポを少し。これも、代々木の体育館同様、学生時代に軽く見たことのあった山下和正氏設計のフロム・ファーストをあらためて見てみました。
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これも、学生時代にはさほど感銘を受けず、むしろ隣に建っている安藤忠雄氏設計のコレッツィーオーネに関心が行ってたように思います。ところが、これまた、今あらためて見ると、なんと素晴らしいことか。代官山のヒルサイドテラス同様、どうやったら、都市の風景を作れるか、都市建築のありかたはどうあるべきか、などを問うた作品ではないでしょうか。
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テナントスペースはスキップフロア構成で変化を持たせつつ、そのところどころに中庭を設け、その中庭は青天井になっていて自然も感じられます。
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中庭から表の通りをみると、一服の絵のように表の風景が切り取られるように構成されています。私が思うに、この建築は、青山、表参道という、日本でも最もファッショナブルな都市の、その息吹を建築のなかに取り込みながらも、一方で、フロムファーストの中に入ったファッショナブルなテナントの風景が青山の風景を形成するという構成になっている。ここを訪れた人は、スキップフロアを上がったり、下がったり、溜まりとなる中庭に出たり、を繰り返しながら、目的のテナントショップにいたる、これはまさに都市のアクティヴィティと同じです。つまり、青山の都市のアクティヴィティがうまく取り込まれているのです。
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ちなみに、この写真は、この日の私のベストショットです。オシャレな青山の雰囲気が出ていませんか?ちなみに、これ手持ち撮影なんです。これぞ、まさにEOS 5D markⅡの威力です。

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