ようく見てみると・・・! [カメラ]

当初のイメージとどうも違う。とは言え、カメラの良し悪し、レンズの良し悪しを語れるほど、カメラに精通しているわけでもなく、が、しかし、自分の買ったものが失敗であったとは認めたくはないし。。。。。ということで、この二日間ほど、身の回りのものを撮影しては、プリントし、その写真をずーっと、眺めてました。
Canon EOS 5D markⅡとCarl zeiss Flektogon 20mm f2.8の組み合わせで最初に撮った写真は、これまでのNIKONとシグマレンズの組み合わせとさほど違いが感じられません。
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しかし、ずーっと見ていると、だんだん気付くことがあります。
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これなど、犬の下敷きになっている毛布の毛の柔らかさが立体的に表現されています。国産のレンズだと、平板な感じの写真になってしまいます。そのことに気づいて、他に撮った写真を見てみると、
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これもそう。猫が居るかのように立体的ですし、空気感があります。
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これもそう。
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これなども、真ん中のくしゃくしゃのティッシュが、くしゃくしゃのまま立体感、存在感を持って描写されています。いずれも、とても立体感が出ていて、臨場感があります。シグマレンズで撮った猫の写真と比べると、毛の細密なところまで潰れずに表現されているものの、どこか平板な絵になっている感じがします。
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こうやって見てみると、なんとなくヨーロッパの油絵と日本画を見比べた時と同じような印象を持ちます。さらに、言えば、ヨーロッパ文化と日本文化の違いと相通じる差異のようにも感じます。
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これなど、試しに逆光で撮ってみたのですが、色々な雲の様子が白く飛ぶことなく表現されています。こうやって、白く飛ぶこともなく、黒く潰れることもなく写ると、雲も一つの風景として見ることができます。
私なりに感じることは、EOSの特性なのか、Carl zeissの特性なのかわかりませんが、ハイライト側の許容範囲が狭い、あるいはもともとハイライト寄りになっているのではないか。だから、明るめに撮影すると、平板な写真になってしまいます。ところがアンダーめに撮影すると、少ない光でも辛抱強く、微妙なグラデーションを再現してくれます。それによって、立体感が出てくるように思います。
NOKIAの携帯カメラに付いているCarl zeissのレンズはとても細密な描写をしてくれます。それを、一眼レフでも撮影したくてcarl zeissのレンズと、フルサイズ一眼のEOS 5D を買ったのですが、その期待は少し期待外れのようにも感じますが、レンズが絵作りをしてくれるというのは、新しい発見でした。また、微妙な光の差異を根気よく再現してくれることもわかりました。このレンズの特性をうまーく引き出せるように撮影すれば、私にも結構良い写真が撮れるのではないかという、また新たな野望が芽生えてしまいました。。。。
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